BGM、音楽、構成のコツ
◆BGM、曲、構成のコツ
どうしたら良いムービーができるか。どんな点に注意したらいいか。
まずどんな失敗例があるのかを探してみると、「間が悪い」、これは上映のタイミングですが、内容についていえば、「ふざけすぎ」、「シラケる」、「自己満足」、「共感がえられない」、「長すぎる」、「短すぎる」、「平凡すぎる」、「手抜きの感あり」、写真については、「選び方がよくない」、「不適切」、「ピンぼけ」、BGMならば、「選曲の失敗」、「その場にふさわしくない」などを、ざっと挙げることができると思います。
これはプロフィールムービーでもオープニングムービーでもエンディングロールでも、共通です。
なかなか厳しいですけれど、一発勝負ですので、細かな点までチェックしておくに越したことはありません。
今、挙げたことを項目ごとに整理すると、タイミング、内容、写真、BGMとなります。ここでは、とくにBGMと選曲、構成について見て行きたいと思います。
◆音楽の効果
音楽の効果については、ことさら説明するまでもありません。ただし、気をつけておきたいのは、逆効果もありうるということですね。とくに選曲のときに心がけないといけないのは、結婚式や披露宴の場にふさわしい曲調であるということです。
どんな感じがいいか、キーワードを並べるなら、明るさ、華やかさ、リラクセーション、いやし、ほのぼの、ノスタルジー、希望などでしょう。こう見てくると、なんとなくわかると思います。よほどのことがないかぎりは選曲を誤ることはないでしょう。ただひとつだけ、二次会は別として、列席者の年齢層の幅が広いことが多いので、どの世代でもなじみやすい曲を選ぶ配慮も必要といえます。
◆構成について
プロフィールムービーについて構成の工夫をいえば、一般的には誕生に始まり、子供時代、高校大学時代、社会人、出会いからゴールインまでと時間を追って写真と言葉で道のりをつづるスタイルになります。ただ、あえて個性的な構成にすることもありです。
たとえば、現在から過去へとタイムマシンにのったようにさかのぼっていき、赤ちゃんの時点から再び現在まで早送りのようにして戻るとか。
ただ写真を並べるだけでなく、二人の出会いから婚約にいたるまでを中心にドラマ仕立てで展開させるなど、見せ場をつくることもできます。
それには、お二人にスターになってもらった気分で取材のためのインタビューに応えてもらうとか、一晩かけて過去の記憶を呼び戻して、それぞれ印象的な場面を思い出してもらって、その中からクライマックスとなるくだりを取捨選択していくといいでしょう。心に残る会話や決定的な言葉、手紙の文句などを盛り込むと、いっそう実感がこもってきます。
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